ANAビジネスクラス搭乗記(成田 ⇒ メキシコシティ)788機の超空間!【メキシコ&キューバ旅行記 #1】

いよいよ出発の日が来て、地球の反対側、メキシコ&キューバへ旅立ちます!

ところが、休暇直前までいつも通りの多忙な毎日。

それも、プロジェクトの方向性が定まらず、仕事を残したままの旅立ち。

快く送り出してくれた同僚には、まったくもって頭の下がる思いで、成田空港に向います。

久しぶりの成田空港に到着すると、現金なもので、仕事のことはアタマから消えます(笑)

そりゃそうだ。

旅の冒頭から、人生初のビジネスクラス!という、至極の楽しみ。
どんな夢空間が、待っていてくれるんだろうか・・・

メキシコ・キューバ 弾丸一人旅 旅の日程

日付

午前

午後 宿泊地

7/7(土)

 

成田16:35発 

ビジネスクラス!

機内

7/7(土)

機内

メキシコシティ15:20着

(乗換え)19:05発

メリダ21:01着

メリダ

7/8(日)

ウシュマル遺跡観光

ウシュマル遺跡観光 メリダ

7/9(月)

メリダ ⇒ チチェン・イッツア

(バス)

チチェン・イッツア遺跡観光

チチェン・イッツア ⇒ カンクン

(バス)

カンクン

7/10(火)

カンクン8:10発

ハバナ10:20着

ハバナ観光 ハバナ

7/11(水)

トリニダー観光ツアー

トリニダー観光ツアー トリニダー付近

7/12(木)

トリニダー観光ツアー

トリニダー観光ツアー ハバナ

7/13(金)

ハバナ観光

ハバナ20:00発

メキシコシティ22:15着

メキシコシティ

7/14(土)

メキシコシティ観光

テオティワカン観光

夜 空港へ

機内

7/15(日)

メキシコシティ2:20発

ビジネスクラス!

機内

機内

7/16(月)

成田6:20着

 

 

楽しみの多い日程で、出発前から胸が騒ぎます(笑)

成田空港第一ターミナル ANAのビジネスクラスラウンジ

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オンラインチェックインは済ませてきたので、スマホのQRコードで搭乗できますが、オートマシンでチケットを発券します。

ペーパーレスの時代とはいっても、フライトチケットは旅の思い出。
ビジネスクラスとタイプされた、チケット現物を手にしたいじゃないですか。

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たしかにビジネスクラス!

しかし、チケットは、感熱紙にタイプしただけの、安物です(^^)v。

さて、勢い余って、フライトの3時間も前に来てしまいました。

私は、ビジネスクラスチケットのオーナーです。
ANAのラウンジで、ボーディングまで休憩しますか。

保安検査場も優先通過で、すっかりVIPな気分・・・

ところで、成田空港に、こういう時間に来るのは私としては珍しい。
各地へのフライトボードを見入ります。

この中で、もっともフライト距離が長いのはどれだろう?
やっぱり、メキシコシティ?

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ANAのラウンジを探しますが、ゲートは28。その近くにANAラウンジはありません。

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第5サテライト方面まで行って、ANAラウンジを見つけます。
なにも、わざわざ行かなくても・・・ でも、時間が余ってますから(笑)

普段はプライオリティパスを出してラウンジに入る私が、今回はチケットを見せて入場。

これだけでも感激・・

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しかし、ANAラウンジは、とてもVIP空間とは思えないほどの混雑。

かろうじて、窓際の席をキープするものの、1人旅風情では、フードコーナーに飲食を手を出す雰囲気ではなし。
(これは、隣のお客様のテーブル)

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それでも、滑走路に光るANA機が、旅の気分を盛り上げます。
早めに、ゲート前に行ってようかな・・・

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28ゲート前はガラガラ。
大渋滞のANAラウンジより、こっちの方が居心地いいや(笑)

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メキシコへのフライトスケジュール ビジネスへの搭乗

  日付 航空会社 便名 フライト
往き 7/7(土) ANA NH180 成田16:35 ⇒ メキシコシティ15:20
帰り 7/15(日) ANA NH179 メキシコシティ2:20 ⇒ 成田 翌6:20

さあ、待ちに待ったボーディング開始。

なんか、いつもと違うときめきかた。

いつもは、これからたずねる未知の地に思いを馳せているだけなのに、今回は、ビジネス空間という楽しみが加わり、子供のようにはしゃぐ気持ちを抑えるのに精いっぱい(^^)v

往きも帰りもビジネス。こりゃ、はしゃぐなというのが無理というもの(笑)

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しかし、平静を装って、乗り込みます。
ビジネスは、タラップを登った後、左側かな・・・

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入ったとたん、そこには見たことのない別世界。

それだけではありません。

「〇〇さま、お待ちしておりました。私は、担当客室乗務員の〇〇と申します。」

信じられない対応です。まさか、名前で呼ばれるなんて、ほんと、びっくり!

お金でなく、マイルで搭乗しているのに、そんなこと微塵も感じさせません。

ANA788機のビジネスシート

乗降の際に、何度も目にしていたビジネスの空間です。

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これは、隣の席。
ざっと、見渡したところ、2割ぐらいの搭乗率。

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そして、これが私の席。
このゆとり空間で、メキシコまでの13時間半を過ごせるの??

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ウエルカムドリンクが配られます。
まさか、いきなり、お酒はカッコ悪いからジュース。

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フロントの液晶画面も大画面です。

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少しづつ、気持ちが落ち着いてきて、機能性を確認します。
このシート、ベッドになるんだね。ほんとにすごいや・・・

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さて、いよいよフライトです。窓際であるのも楽しみ。

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メキシコシティまで約7,000マイル。11,265キロの旅の始まり。

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飛び上がると、すぐに目に入る太平洋。

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犬吠崎と九十九里海岸。
10日間、日本とおさらばです。

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鏡のような太平洋。

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よりどりみどりの食前酒

メニューが配られます。

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食前酒の種類は、どれを選んでいいのか迷うほど豊富。

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お酒もよりどりみどりに・・

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食前酒は、カッコつけてブラディマリーを。飲んだこともないのに(笑)

そしたら、すごい辛いのがでてきた。失敗しました・・・

一生懸命レモンをつぶして、味を中和させます。

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空中で飛行機を見るのも久しぶり。

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2杯目の食前酒は、「ANA 本日のワイン。」

今日は、ドラムヘラー カベルネ・ソーヴィニヨン コロンビア・ヴァレーという銘柄でした。

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写真なんか撮ってたら、「あら、気が利きませんでしたね。」と言って、ボトルを持ってきてくれました。

ほんと恐縮です。いったいどうしたら、このような教育ができるんだろう・・

とってもおいしいワインです。

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Resutaurant  Ryuzuの空の上のフルコース

窓の外は、一面の雲海に。

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さて、食事は、和食、洋食どちらにしましょうか・・

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迷った末に洋食をチョイス。

前菜が運ばれてきました。
ここは、ほんとに飛行機の中だよな、って雰囲気です。

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感激しまくりのうちに、メインディッシュが到着。

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飛行機の中で、どう調理してるんだろうと思わせる牛フィレ肉でした。

恥ずかしながらも写真を撮っていると、「いいお写真撮れましたか?」とニッコリ(^^)v

 

お皿を下げる際も、さりげなく「お口にあいましたか?」

「とっても、おいしくいただきました。」顔が紅潮していたと思う・・・

 

そして、デザートです。

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最後にお茶。
「Resutaurant  Ryuzu」の素晴らしい演出でした。

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食事が終わったところで、まだ10時間以上あります。

でも、それが、ありがたい。
こんな快適空間、そうそう味わえるものではありません。

ずっと、乗っていたい気分。
雲海の彼方に、太陽が沈みます。

わが788機は、鉛筆が立つかのごとく、ビクともせずに東に進みます。

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さて、ここらへんで、ウオークマンを取り出して、お気に入りの音楽を聴こうかと、バッグから取り出すと、
充電ケーブル持ってくるの忘れました・・・

なんたる失態・・・

いやあ、ほんとに失敗した~

ウオークマンの充電ケーブルを旅に持ってくるのを忘れたのは初めて。

ご存知の通り、ウオークマンのポートは独自規格。

日本ならば簡単に手に入るSony製品も、メキシコ・キューバで買えるだろうか・・・

ああ・・・音が、音が飛んでいく・・   予想だにもしなかった、音なしの旅になってしまいました。

 

悄然としていると、満面の笑みのCAが、「ブランデーいかがですか?」

落ち込んだ気持ちが晴れます。ほんと、ありがとうございます。

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さて、寝るにはまだ早いですが、シートをベッドにして、くつろぎます。
180°水平の、完璧なベッドが出来上がりました。

こんな超空間で旅したら、もう長距離フライトはビジネスしか乗れなくなるかも(^^)v

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それにしても、ビジネスとはよく言ったもの。

快適すぎて、昨日まで取り組んでいたビジネスがアタマに浮かんでは消えます。

音楽を聴くことのない、久しぶりのシチュエーション。
ボーッと窓外やモニタを眺めます。

 

ところで、読書好きの私も、旅には、あまり本を持っていきません。
せいぜい「地球の歩き方」と地図くらいです。

それが、今回は、ハードカバーの分厚い本を2冊も抱えてきました。

 

佐藤優の「15の夏」上・下巻。

出発の前日、たまたま職場で新聞を広げたら、広告が載っていて、その場でAmazonで注文しちゃいました。

あの「深夜特急」を髣髴させる~  というフレーズで、一目ぼれしてしてしまいました。

 

あの佐藤優氏が、15歳のときに、こんな大冒険をしていたとは・・・

沢木耕太郎氏の「深夜特急」の社会主義国版とでもいえばいいでしょうか。

読み始めてすぐ、私は「すげえな・・」とつぶやいてました。

修飾語としての「すげえな」ではなく、口を勝手について出た言葉。

ドラマ版「白夜行」で、山田孝之が、武田鉄也のメモしてきたノートを読んだときに、ボソッと口をついて出た「すげえな・・」と同じ。(なんのこっちゃ(笑))

 

実際、それは、すごいノンフィクションでした。

でも、私も、これから、社会主義国キューバに行こうとしてるんですよね。

日付変更線の上で、寝っ転がって、一気に読んでしまいました。

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ほんとに、寝っ転がって読めるんだよね。

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ANA788機。
85,000マイルで手に入れた、至極の超空間。

メキシコ・シティ往復のビジネスクラスを、実際にお金で買うと、なんと773,710円!

マイレージという仕組みがなかったら、庶民の私に、この超空間を味わう機会は一生なかったでしょう。

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さて、快適なベッドでぐっすり眠れるかと思いきや、この贅沢な空間を無意識に使ってしまうのはもったいないという貧乏根性が邪魔するのか、2時間程度で目が覚めてしまいます。

写真は撮っていませんが、トイレも設備が行き届いていました。
それなりに広さのある空間に、歯ブラシや化粧水の充実のアメニティ。

トイレから戻ると、待っていたかのように、CAが「ワインとおつまみいかがですか?」

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もう一眠りすると、砂漠の上空。

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太平洋を渡りきりました。アリゾナの砂漠の上です。

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アリゾナの砂漠の上での朝食

メキシコシティまでは、あと3時間。

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朝食が配られます。これまた豪華・・

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忘れられない、楽しい13時間のフライトでした。

85,000マイルで、こんな超空間を体験できるなら、マイル利用はビジネスに限るかな・・

でも、この超空間はビジネスの設備だけではありません。

ANAの客室乗務員の方々の、最高のおもてなしによって創りあげられたエンターテイメント。

さすが、就活人気ナンバーワンの企業だな、と素直に思いました。

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今回のメキシコ&キューバ7泊10日一人旅の全行程・費用・治安などはこちらです。

ビジネスクラスの搭乗記は、よろしければこちらも御覧下さい。